向陵中学校の生徒2人がまちセンで職場体験学習をしました①

◆平成24年11月21日(水)、向陵中学校2年の男子生徒2人がまちセンで職場体験学習をしました。この体験学習は、2年生を対象として、勤労観を身につけさせるため、区内の市施設、スーパー、クリーニング店などの職場で働かせるものです。生徒2人は、21日と22日の2日間、宮の森まちセンで、所長の仕事を体験し、地域の方々と交流します。

◆午前9時、所長が2人を連れて宮の森明和地区会館の中を案内しました。その後、2階の大倉山において、所長が大倉山地区の現状やまちづくり活動について説明。人口は23,000人、まちづくり活動が活発に行われていること、まちセンは地域の交流を支援していること、まちづくりの担い手を育てていくことが今後の課題であることなどを説明すると、生徒2人はうなずきながら聞いていました。

◆10時、連町の取組として今年9月に行った避難所体験会を紹介。大規模な地震などの災害が発生した場合に、行政による救助が行われるまでの間、各家庭や地域でどのような備えをするかを避難所となる小学校の体育館で考えることを目的として、避難所体験会を行っていることを説明しました。説明後、災害対応ゲーム「クロスロード」を所長と生徒2人で行いました。所長が問題を出題し、生徒たちは避難所での運営方法について、一生懸命に考えて自分の意見を述べています。

【問題①】テントを張ることの可否
大地震による被災から数時間がたちました。向陵中学校の体育館へ、人が避難し始めています。避難所の中で、アウトドア用のテントを張り始めた人がいます。他の人たちは、段ボールで作った間仕切りの中で過ごしています。あなたは、テントを許可しますか?

NO⇒テントを張ると、他の人との公平さを保てません。また、余計なスペースを占めることになるので、テントは許可しません。
・許可する場合の問題点⇒テントの中にいると、周囲の人との交流ができにくくなります。
・許可しない場合の問題点⇒プライバシーを確保することができません。避難のためにせっかく準備した物を使うことができず、不満が生じます。
所長の追加質問「赤ちゃんを抱えた母親が『テントを張って使いたい』と主張した場合はどうでしょうか?」
・考えられる対策⇒赤ちゃんがいる母親のために、授乳スペースを設置してはどうでしょうか。

【問題②】インフルエンザの可能性がある子どもとペットがいる家族の受入の可否
向陵中学校の体育館に、人が続々と避難してきています。4人家族が来ました。父親いわく「長男の高熱とせきがひどい。インフルエンザの可能性がある」とのことです。この家族はダックスフントを1匹連れています。あなたは、この家族を受け入れますか?

YES⇒ここで受け入れないと、どこも受け入れてくれません。
NO⇒インフルエンザの集団感染が発生するので、受け入れません。犬アレルギーの人もいるので、受け入れることができません。
・受け入れる場合の問題点⇒インフルエンザの感染。犬の鳴き声がうるさいと思う人がいます。
・受け入れない場合の問題点⇒どこへも行くところがなくなってしまいます。
・考えられる対策⇒インフルエンザの子どもは保健室に移します。ペットの犬は体育館の外でかごに入れます。ペットを受け入れない場合、野犬化して狂犬病、エキノコックスに感染し、犬から人に感染する危険性が高まります。
所長の追加質問「ペットの犬ではなく、盲導犬だったらどうしますか?」
・考えられる対策⇒盲導犬と一緒に別室に移します。犬アレルギーがない人に、餌を別室まで運んでもらいます。

【問題③】300人に200食を配ることの可否
大地震による被災から数時間がたちました。向陵中学校の体育館への避難者の人数を数えたところ、300人と確認されました。現時点で確保することができた食料は200食です。以降の見込みは今のところありません。あなたは、200食を配りますか?

NO⇒公平に配ることができず、不満が生じます。配っても不満が生じ、配らなくても不満が生じます。
・考えられる対策⇒お米であれば、お粥のようにして、300人分を作って配ります。
所長の追加質問「食べ盛りの子どもたちに多く配分することはどうでしょうか?」
・量が限られているので、子どもにだけ多く配分できないのは、子どもも理解すると思います。
所長の追加質問「食料が非常食であって、賞味期限がこの日までであっても、食料を配らないのでしょうか?」
・非常時に直面しているので、賞味期限が1日くらい過ぎても、みんな食べてくれると思います。

 問題③を出した途端、生徒2人はそろって「これは難しいな」と言っていました。それでも、自分たちなりの考えを、しっかりまとめて説明してくれたことに感心します。
 所長からは、「防災活動を普段から意識し、問題への対応策を考えておけば、万が一の時にあわてずに対応することができ、力を発揮することができます。だからこそ、避難所体験会を行っているのです」と説明しました。

◆正午、本日の体験学習は終了。生徒2人はまちセンで休んだ後、学校へ行きました。明日は体験学習の2日目。地域の方々との交流を予定しています。
2012-11-26 : 「まちセン」から :
Pagetop
« next  ホーム  prev »

プロフィール

宮の森まちづくりセンター

Author:宮の森まちづくりセンター
■〒064-0952 札幌市中央区宮の森2条11丁目1-3(レンガ色の「宮の森交番」裏)
■電話 011-644-8760
■FAX 011-644-6421
■メール ch.miyanomori@city.sapporo.jp
■業務時間 月~金曜日 8時45分~17時15分
■お休み 土・日・祝日、年末年始

FC2カウンター

QRコード

QRコード