連町と区役所の懇談会が開催されました。

◆平成24年7月27日(金)午後4時50分、宮の森ミュージアムガーデンにおいて、宮の森大倉山連合町内会と中央区役所の「懇談会」が開催されました。この会は、区政の課題について中央区役所から説明を受け、宮の森大倉山地区の課題を共有し、区役所と連合町内会が共に解決に向けて力を合わせて活動していくため、連合町内会が主催して毎年度開催しています。連合町内会からは役員が、中央区役所からは、岸区長以下、各部長、各課長などが出席し、宮の森大倉山地区の課題について話し合いました。
◆懇談会は、牧野連町副会長の司会により始まりました。開会に当たり、区役所を代表して岸区長からご挨拶があり、その中で「中央区役所は市民に信頼される区役所を目指しています。宮の森大倉山地区の方々と手を携えてまちづくりを推進します」とのお話がありました。引き続き、川上市民部長と石田保健担当部長から講話をしていただきました。

◆講話1「中央区におけるヒグマ出没情報と対策」(講師:川上市民部長)
主な内容は次のとおりです。
●過去3年間のヒグマ出没件数(中央区、通報件数)
 平成22年度⇒3件(いずれもヒグマ以外)、平成23年度⇒62件(目撃22件、痕跡3件、ヒグマ以外37件)、平成24年度⇒8件(目撃7件、痕跡1件)
●平成23年度、平成24年度(7月26日まで)の総括
・中央区におけるヒグマの目撃時間
①0時~9時……目撃数件あり。②10時~13時……目撃なし。③14時~22時……目撃が特に多い。
・ヒグマの特徴
【平成23年度】
①市街地出没 1頭(1m~2m)10月6日
 10月6日  0:06 札幌外科記念病院~伏見稲荷神社
        3:30 宮ヶ丘2丁目~円山原始林
       19:30 円山西町9丁目 マンション前で目撃
 ⇒親から離れて間もない好奇心旺盛な若グマが、食べ物を探して市街地に迷い込んだのではないか。
②親子3頭 6月中旬~8月中旬、幌見峠、盤渓峠に出没し、市街地(宮の森1条17丁目)付近に2度接近した。
 ⇒繁殖期になったオスグマがメスグマを追い、子育て中のメスグマは子グマを連れて逃げ回っているのではない  か。(専門家によると追いかけられることで、普段と違う行動範囲になることもあるとのこと。)
【平成24年度】
○子グマ1頭の目撃
 平成24年6月7日から7月7日までの間 7件目撃(道道82号線付近)
 ⇒親離れしたばかりの子グマが、これまで母グマと行動したルートとは違った場所を通っているのではないかと  思われ、交通量の多い道道82号線付近で度々目撃されているが、いずれも人間に気付き逃げている。
【総括】
 平成23年度、平成24年度の目撃情報では、
 ◆9時~16時は、目撃情報がわずか
 ◆ヒグマは人間を見たら逃げている。
 ◆ヒグマは生ゴミや農作物に執着していない。
 ⇒人とのすみ分けがてきている状態
●ヒグマと間違いやすい痕跡事例
①フンについて
 ヒグマは一つの物だけを集中して食べる習性があるので、そのフンを見ると一種類の食べ物だけが含まれている(フンに含まれている物の例 山ブドウ、ドングリ)。
 これに対して、タヌキの場合、そのフンは①時期の異なる新旧のフンが混じる(溜めフン)、②昆中(甲中)が含まれることがあるなどの特徴があり、アライグマの場合、そのフンは①体毛が混入、②昆中が混入、③溜めフンなどの特徴がある。
②足跡について
 ヒグマは、前足の方が残りやすく、幅14cm以上はオス、9cm以下は0歳。これに対して、馬の場合は、前足後足の形に差がなく、全体的に丸い形で、指や爪の跡がありません。
●中央区のヒグマ対策、住民ができる対策
①中央区のヒグマ対策
・出没情報の通報対応
 ヒグマ発見の通報(警察署110番又は区役所)→人、施設、農作物等の被害が発生又は想定される場合は、関係機関へ即電話等を行う→目撃現場へ急行し、近隣住民への注意喚起を行う→通報内容等を関係機関へ通信→区ヒグマ対策委員会において対策を検討・実施
・ヒグマの対応基準
 段 階  人間に対するヒグマの行動姿勢
  0  ヒグマが人間を恐れて避けている状態
  1  ヒグマが人間を恐れず避けていない状態
  2  ヒグマが地域社会に経済被害をもたらし、被害の拡大が懸念される状態
  3  ヒグマが人間に積極的につきまとう、又は人間を攻撃する状態
 段階0⇒ヒグマ対策の普及啓発
 段階1、2、3⇒札幌市ヒグマ対策委員会へ対策内容を上申。追い払い、捕獲、駆除等の対策を講じる。
②住民のヒグマ対策
・野外活動の対策
 ◇事前に出没情報やヒグマの生態・食性を知る。
 ◇自分の存在を知らせる。
 ◇痕跡を見つけたらすぐ引き返す。
・市街地や農地に引き寄せないために
 ◇丈夫なゴミ箱を用意
 ◇ゴミだしルールを守る。
・ヒグマに出会ってしまったら
 ◇遠くにいるのを見つけたら、ゆっくりと立ち去る。
 ◇走って逃げない。
 ◇大声を出すなどして刺激しない。
 ◇ヒグマが立ちあがっても、落ち着いて行動
 ◇子グマを見つけたら、母グマがいるサイン

◆講話2「食の安全安心について」(講師:石田保健担当部長)
主な内容は次のとおりです。
●東京都が平成21年に行ったアンケートの結果によると、年代が若くなるにつれて肉の生食をしたことがある人の割合が高くなっています。過去3か月以内における食肉の生食の有無を年代別に尋ねたところ、60歳代では25%程度ですが、20代では約55%でした。よく食べるメニューとしては、牛肉のユッケ、タルタルステーキ、鶏肉のとりわさ、馬肉の刺身などがあります。
●札幌市で過去5年間に発生した食中毒について、病因物質別に見ると、サルモネラ、カンピロバクター、ノロウイルスが多くなっています。食肉は、カンピロバクター、サルモネラ、腸管出血性大腸菌O157、O111などの食中毒菌、肝炎ウイルス、寄生虫などに汚染されていることがあります。
●「新鮮だから、生でも安全」は間違いです。「新鮮」、「色がきれい」だからといって、生で食べることができるわけではありません。むしろ新鮮であるほど食中毒菌が生き残っている可能性が高いのです。鶏、牛、豚などの腸や内臓には、食中毒菌がもともと住みついているので、と畜、解体される際に腸の内容物が肉の表面に触れて食中毒菌に汚染されることがあります。これは少量の菌で食中毒を起こします。
●子どもが生肉を食べると特に危険です。特に抵抗力の弱い子どもや高齢者は重い食中毒になることがあります。生肉、生レバーは絶対に食べさせないでください。生肉をとった箸で子どもにご飯を食べさせるのはやめましょう。生肉を取る箸と食べる箸は別々にしてください。
●お腹が痛くなるくらいでは済まないことがあり得るのです。カンピロバクターによりギラン・バレー症候群(手足や顔面のまひ、呼吸障がい)、腸管出血性大腸菌、O157などにより溶血性尿毒症症候群(腎機能障がい、意識障がい)が発症し、重症化することがあります。
●お肉を安全に食べるには、
・肉の中心部までしっかり加熱。75度で1分間以上の加熱(中まで)
・肉専用の調理器具を使用する。
・手や調理器具はしっかり洗浄。
・箸の使い分けをする。
●法律の改正により、今年7月1日から牛レバーを生食用として販売・提供することは禁止されました。腸管出血性大腸菌による食中毒の可能性があるからです。今のところ、生で食べないことが、唯一の予防法です。
●まとめとして、食中毒を防ぐため、食品にリスクがあることを知り、正しい知識をもって食中毒予防を図ることが大切です。おいしく、楽しい食事をしましょう。

◆続いて、講話の内容に関する質疑応答が行われました。

●【質問】(荒井山)町内会の行事を盤渓地区で行うことを予定している。行事を実施すべきでしょうか、それとも実施すべきではないでしょうか。
●【回答】(市民部長)ヒグマが出没する度に現場に注意喚起の看板を掲示しています。情報に注意しながら、実施するかどうかを判断していただくほかないものと思われます。屋外ではなく屋内で行うのも一つの方法であるものと思われます。

●【質問】(明和会)生肉を調理したまな板を洗剤で消毒することについては、どのように考えていますか。
●【回答】(保健担当部長)食中毒菌は熱に弱いので、熱湯消毒が有効であり、安心であるものと思われます。

◆次に、事前にいただいた質問について、回答が行われました。
●【質問】(北二)市電の延長について説明をお願いします。
●【回答】(市民部長)お手元に配付した冊子『札幌市路面電車活用計画』に基づいて説明させていただきます。札幌市では、路面電車を公共交通機関としての役割に加え、人や環境にやさしい特性を生かすことで将来を見据えた都心のまちづくりに幅広く貢献させていきたいと考えています。今後、超高齢・人口減少社会の到来が予測されている中で、札幌市全体が将来にわたって活力みなぎる元気なまちであり続けるためには、札幌の「顔」である都心が、魅力と賑わいに溢れるとともに、多くの人をひきつける様々な交流を生み出していくことが必要であり、それに向けて、人とまちをつなぐ路面電車を積極的に活用していきたいと考えています。これまで多数の市民の皆さまとの議論や様々な検討を踏まえて、今般、路線のループ化をはじめとした路面電車のまちづくりへの活用のあり方などを、路面電車事業の健全な経営の確立を見通した上で取りまとめたのが『札幌市路面電車活用計画』です。
●路面電車活用の三つの視点
・人の活動を支え促す交通環境づくり
・人をひきつける魅力的な空間づくり
・人の交流と新たな賑わいづくり
●路線のループ化
○都心のにぎわいの軸である駅前通で西4丁目停留場とすすきの停留場間を結び、路線のループ化を図ります。
○利用者の利便性と路面電車のまちづくりへの活用という観点から、新たに整備する駅前通では歩道側を走行する整備(サイドリザベーション方式)を行うとともに、狸小路付近には新しい停留場を設置します。
●新型低床車両の導入
○運転開始後50年以上を経過した老朽車両の更新に併せ、新型低床車両をループ化の実現までに3両導入します。平成24年度に1両購入し、平成25年度に試験運行などを行ったのち本格運行を開始し、その後、平成26年度にはさらに2両購入することにより、ループ化の実現までに合計3両を導入します。
● 既設線の機能向上
○道路の拡幅事業と連携して停留場のバリアフリー化を進めます。既設線の停留場のバリアフリー化については、道路の拡幅事業のスケジュールに合わせて平成27年度頃から実施します。
○老朽化したレールを計画的に更新し、振動等を抑えるレールへ改良します。
○ICカード「SAPICA」を導入し、乗り降りをスムーズにします。
●トータルデザインの導入
○新型低床車両や新たに整備する停留場・架線柱等を、共通のコンセプトのもとで、機能面も含めてデザインします。
○街路灯等も含めた街路空間のほか、市民、企業との協働による多様な空間活用を促す手法や枠組みをデザインします。
●地域との連携
○新しく設置する停留場から地域の魅力発信等を行うことで、停留場周辺部を人が賑わう交流空間としていきます。
○地域のイベントに路面電車を活用するほか、オープンカフェなどの地域の沿道活動と積極的な連携を図ります。
●経営の健全化に向けて
<経営の効率化>
○持続可能な経営形態への見直しを図るため、上下分離制度の導入を含め、事業運営のあり方の検討を進めます。また、現行経営体制での内部効率化をさらに進め、人件費の削減を行います。
<利用者負担のあり方>
○より利用しやすい運賃制度や適正な運賃水準について市営企業調査審議会に諮問するなど、運賃制度全般の見直しを進めます。
<新たな設備投資に対する費用負担>
○ループ化や低床車両の導入などの新たな設備投資は、国の補助制度を有効に活用しながら、税負担により整備を進めていきます。
●今後の展開
今後は、路面電車が利便性の高い交通機関として、都心の回遊性を向上させ、より多くの賑わいを運ぶために、札幌駅方面への延伸ルートに関する具体的な検討を進めるとともに、「創成川以東地域」「桑園地域」についても、各地域のまちづくりの動向等も踏まえながら延伸の検討を行っていきます。


●【質問】(円山西町)円山川上流の「砂防ダム」は、砂で満杯になっているようです。管理はどうなっていますか。大雨が降った場合はどうなるのでしょうか。
●【回答】(市民部長)円山川は札幌市の管理ですが、この施設は北海道庁の所管であり、具体的には空知振興局札幌建設管理部が担当しています。同部に確認した結果を説明いたします。
・現地を確認したところ、ここ数年で堆積したものではなさそうであり、砂防ダムとしては機能している状態にあります。
・現状では緊急の対応は必要ではないと考えているが、必要となれば対応してまいります。
以上のとおりでありますが、管理については道庁とも連携してまいります。

◆次に、その他の質問の時間に移りました。

●【質問】(盤渓下)盤渓地区における道道西野・真駒内・清田線について、桜橋から光の森学園までの歩道整備は今後どのように行われるのでしょうか。
●【回答】(土木部維持管理課長)歩道未整備区間については、交通量が多く、特に大型車両の往来が多いことは承知しております。今後は本庁舎の道路整備担当の部局と協議してまいります。

●【質問】(明和会)キツネが最近繁殖しているようですが、退治することはできないのでしょうか。また、エキノコックス症の感染が心配ですが、対策はないのでしょうか。
●【回答】(保健福祉部生活衛生担当課長)キツネは保護動物であることから、人間との生活環境とキツネの生息圏の間に一定の距離を保ちながら共存を図ることを基本としており、地域ぐるみで取り組むことが必要です。
・まちづくりセンターとも連携しながら、ごみの管理等キツネ出没防止対策、エキノコックス症感染予防知識の啓発を行っています。また、状況に応じて現地確認を行うなど地域との連携を図りながら、出没原因の調査等を行っています。
・周知啓発方法については、①町内会における啓発用リーフレット回覧、ごみ管理啓発看板の配布、②付近公園等に餌やり禁止啓発看板の設置などを行っています。
・エキノコックス症に感染しないためには、一人ひとりが正しい知識を身に付けて予防すること、キツネを近づけない環境をつくるためには、ごみ対策等を地域ぐるみで取り組む必要があります。今後はまちづくりセンターの協力を得ながら、町内会単位での医療職等による衛生教育を日程調整のうえ実施する予定です。

●【質問】(上盤渓)市電の延伸をループ化により行うとのお話がありましたが、冬になって雪が降った場合、除雪はどのように行われるのでしょうか。
●【回答】(区長)市電の軌道はササラ電車により除雪を行います。また、延伸を計画している区間は国道であることから、除雪については国との間で十分に協議して検討しております。

●【質問】(東三)孤立死防止の見守り活動に取り組むべく、区社協に研修をやってもらい、現在、見守り対象者の名簿を作成する作業を進めているが、これに対する札幌市の対応は冷たいのではないでしょうか。本当に見守りを進めたいと考えているのでしょうか。
●【回答】(区長)単身の高齢者も増え、加齢によって障がいをお持ちの方も増えていく中で、地域の見守り活動は本当に大事な問題であると十分に認識しております。見守り活動を進めるに当たっては、地域の方々の協力を得ながら、一緒に行っていまいりたいと考えております。社会福祉協議会の力も借りながら進めているところですが、区においては保健福祉課地域福祉係が中心となって、民生委員の力も借りながら様々なことを検討しております。地域の実情に合わせて、お力を借りながら進めていきたいと思っているのでご理解をお願いします。

◆この懇談会ののち、感謝状の贈呈式が行われました。今年5月の連町総会まで長きにわたり、連町の広報部長や副会長などの要職を務めていただいた、荒井山町内会の岩邉前会長に、札幌市の上田文雄市長、連合町内会の吉田重弘会長から感謝状が贈呈されましたが、この日は荒井山町内会の戎会長が代理でお受けになりました。戎会長は「岩邉前会長は実業団のバスケットボール選手でした。バスケットボールで鍛えた体をもってすれば、きっとお元気になることでしょう」と挨拶しました。

◆引き続き会費制による懇親会が行われ、連町と区役所、そして連町内部の交流を深めました。
2012-07-30 : 連合町内会 :
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