「母子像・ふるさと」の除幕式が行われました



■平成23年11月18日(金)14時から、中央区北1条西28丁目の市長公館跡地(円山公園拡張工事中)にて、ハンガリー出身で日本に移住した彫刻家ワグナーナンドール(日本名:和久奈 南都留)さん(1922~97年)の作品「母子像・ふるさと」の除幕式が行われました。
■この像は、札幌市出身で現在は栃木県に住む、ワーグナーさんの妻の和久奈ちよさんが、「思い出深い札幌市に住む方々に夫の作品に親しんでもらいたい」と札幌市に寄贈したものです。
■ワーグナーさんは、ハンガリー動乱で1956年にスウェーデンに亡命し、絵を学ぶために留学していたちよさんと出会い、1966年に結婚されました。1969年に日本に移住し、栃木県益子町にアトリエを構え、創作活動を続けました。
■「母子像・ふるさと」は、1976年の作品。直径約1m25㎝の球形で、母親が子どもをぎゅっと抱きしめる姿を通して、平和への祈りを表現しています。
■今回の像の寄贈は、ちよさんの母校の旧北海道庁立高等女学校(現札幌北高)の卒業生たちがつくった「『母子像・ふるさと』を札幌に迎える会」の協力によって実現しました。
■除幕式は、地域の皆さんや迎える会の関係者の方々約80名の出席のもと行われました。晴れ渡る空のもと、像を通じて参加者全員で平和への想いを深めました。
2011-11-22 :
「まちセン」から :