向陵中学校の生徒が宮の森まちセンで職場体験学習をしました(1日目)。

area
◆平成25年11月21日(木)と22日(金)、向陵中学校の2年生7人(男子2人、女子5人)が、「宮の森まちづくりセンター」において、「職場体験学習」を行いました。
この学習は、同校が、2年生を対象として近隣の施設や商店などに赴かせて、働くことの意義を理解させ、勤労観を養わせることを目的として、毎年行っているものです。
当センターでは、同校の依頼を受けて、生徒を受け入れました。
2日間にわたる体験学習のうち1日目の様子をご紹介します。

◆1時間目「会館を見て、地区を理解し、まちセンを知る」
始業前、まちセンが面している道路の角に生徒が集まっていたので、所長が生徒に声を掛け、宮の森明和地区会館へ招いて入れました。
午前9時、1時間目の開始です。最初に、所長が生徒を案内し、宮の森まちづくりセンターの事務室、宮の森明和地区会館を見学しました。
続いて、2階の「三角山」に移り、吉田所長が講師となり、「宮の森大倉山地区とまちづくりセンター」と題して、地区の特徴とまちづくりセンターの役割について説明しました
生徒に聞いたところ、宮の森大倉山地区に住んでいる生徒は1人だけ。他の6人は他の地区に住んでいるとのこと。当地区に住んでいる生徒には、宮の森大倉山地区を更に深く理解してもらい、当地区外に住んでいる生徒には、宮の森大倉山地区の良さを理解してもらおうと、説明にも力が入りました。
要点は次のとおりです。
○ 地域……宮の森、円山西町、盤渓から成る広い地域。生徒一人ひとりに「中央区ガイド」を配り、これを開いてもらって、広い地域を目で確認してもらいました。
○ 人口……およそ23,000人。地区別の順は、①山鼻、②円山、③桑園、④宮の森、このようになっています。
○ 地域の活動……地域の人たちは、「自分たちのまちは自分たちで良くしよう」という強い意欲を有しています。自治組織である町内会を作って、地域の課題解決に取り組んでいます。更に、町内会の連合体である連合町内会を組織し、防災、健康づくり、福祉、文化振興などについて、協力して取り組んでいます。連合町内会の活動を、映像を交えて説明しました。
○ まちづくりセンターの役割……概ね中学校の区域に1か所設けられています。①地域の活動を支援、②札幌市役所のお知らせ、市政に関する情報、地域で集めた課題に関する情報を提供、③住民票や戸籍謄本などの取次などを行っています。
 吉田所長は、「地域の方々とともに悩み、考え、行動して、市民の力みなぎる、文化と誇りあふれるまちづくりを進めることが、まちづくりセンターの役割です」と心を込めて説明しました。
生徒は皆、一生懸命聞いていました。

dig2
◆2時間目「災害図上訓練」(DIG)をしよう(前半)
 午前10時、今年9月に連町が主催して三角山小学校で行った「災害図上訓練」(DIG)に挑戦する時間です。講師は引き続き吉田所長が務めます。聞いてみたところ、災害図上訓練は今回が初めてとのこと。「防災活動を考えて地域の方々に考えてもらうことも所長の役目ですよ」と説明しました。
・避難場所を確認
 吉田所長が、札幌市が今年3月に策定した「避難場所基本計画」を説明し、避難場所の種類と場所を確認しました。向陵中学校を始めとする市立小中学校が収容避難場所であることを、皆で確認し共有するのも大切なことです。

dig4

dig3

undefined
・訓練①
自宅にいるときに、大地震が発生したことを想定。発生後の時間経過に伴って行う対策についてイメージを膨らませてもらいました。リーダーと発表者を決めてもらい、グループ内で話し合い。各自考えたことを付箋に書き出して発表し、模造紙に貼ってもらいました。出された意見はグループでまとめて発表してもらいました。グループ発表の主な内容は次のとおりです。

 段階① 地震で揺れている間に、あなたは何をしますか?
「机の下に隠れて頭を守る」「家のドアを開ける」「これからどうすればよいのか考える」「ただ怖がらないで明るいことも考える」

 段階② 地震の発生から3時間経過した後、あなたは何をしますか?
「ろうそく、懐中電灯を用意する」「非常時の持ち出し品を用意する」「家族と連絡を取る」「テレビやラジオで今の状況を知る」「高齢者など一人で避難することができない人を助ける」

 段階③ 避難をすることになりました。家で何をしますか?
「焦らない。パニックにならない」「水道・ガスを止める」「避難する家族の人数確認」「目立つようにして書置きをする」「貴重品、食料、毛布を用意する」

 段階④ 避難場所に行くときに、持っていく物は何ですか?
「紙と油性ペン」「自分が一番大切にしている抱き枕」「お守り」「食料、水」「ゲーム機」「本」「音楽用の機器」「デジタルカメラ」

リーダーの進行の下で、生徒はそれぞれ自分の意見を明確に表明。
 発表者も皆の意見を上手にまとめて、発表してくれました。

 ④の「本」について、吉田所長は「文庫本かな、それとも新書かな」と推測していたのですが、「電子書籍」と答えた生徒がいました。吉田所長は「昭和生まれと、平成生まれの世代間格差をいささか覚えました」と話しています。

 ①の「ただ怖がらないで明るいことも考える」、④の「お守り」という答えがありましたが、9月に行われた避難所宿泊体験会では聞かれないものであり、小学生のグループ発表とは異なる答えに意表を突かれた思いをしました。思春期を迎えた年頃の揺れる心理を反映したものなのかもしれません。吉田所長もかつては中学生を経験したことがあるので、向陵中学校の生徒のこの気持ちは理解することができます。避難所を運営するに当たっては、各年代の方々の気持ちを考慮する必要があることを改めて認識ました。

◆昼休み
 正午から午後1時までは、お昼休みの時間です。
生徒たちは昼食を食べ終えた後、おのおの1階のサロンに移り、書棚の本を手に取って、読書を楽しんでいました。

dig1
◆3時間目「災害図上訓練」(DIG)をしよう(後半)
 午後1時、避難経路を考える訓練の時間です。
 向陵中学校を中心とした周辺の地域を記載した模造紙大の地図に、ビニールシートを重ねて、自宅から避難場所までの経路を考えました。所長の指示で各自の自宅をマーク。続いて、主要な道路や河川に線を引いて色分けしました。また、食料を入手することができる店舗、病院もマーカーでチェック。更に、避難時に援護を要する「高齢者、障がい者、妊産婦・幼児、その他の人」これらの世帯にも丸いシールを貼って色分け。火災が発生したか所も書き加えてもらった上で、各自の避難経路を書いてもらいました。
 生徒は、今回の災害図上訓練を終え、「地図にマークをしましたが、地図を作る際はコミュニケーションがうまくできなかった。コミュニケーションの大切さが分かりました」「地図を見て、宮の森や円山の地区は、人口が多い地域であることが分かりました。人口に比べて避難場所の数が少ないのではないか」と話していました。
 
◆この日は、校長先生、教頭先生、担任の先生が、学習の様子を見にいらっしゃいました。
この日の体験学習は午後2時で終了。
生徒たちは所長にお礼を述べて、学校へ戻っていきました。職場体験学習は明日も行われます。
2013-11-22 : 「まちセン」から :
Pagetop
« next  ホーム  prev »

プロフィール

宮の森まちづくりセンター

Author:宮の森まちづくりセンター
■〒064-0952 札幌市中央区宮の森2条11丁目1-3(レンガ色の「宮の森交番」裏)
■電話 011-644-8760
■FAX 011-644-6421
■メール ch.miyanomori@city.sapporo.jp
■業務時間 月~金曜日 8時45分~17時15分
■お休み 土・日・祝日、年末年始

FC2カウンター

QRコード

QRコード