連合町内会と中央区役所の懇談会が開催されました。

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◆平成25年8月2日(金)午後5時、宮の森ミュージアムガーデンにおいて、宮の森大倉山連合町内会と中央区役所の「懇談会」が開催されました。
この会は、区政の課題や取組について中央区役所が説明し、区役所と連合町内会がの間で課題の共有を図って、解決に向けて連携するため、連合町内会が主催して毎年度開催しています。
連合町内会からは役員が、中央区役所からは、岸区長以下、各部長と各課長などが出席し、宮の森大倉山地区の課題について話し合いました。

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◆懇談会は、牧野連町副会長の司会により始まりました。
開会に当たり、岸区長からご挨拶があり、その中で「中央区役所は市民に信頼される区役所を目指しており、正確な仕事を行います。宮の森大倉山連合町内会は防災力の向上に取り組むなど、積極的な活動がなされています。これからも皆様がたと共に考えながら、まちづくり活動を推進します」とのお話がありました。
引き続き、城戸土木部長と横澤医事担当部長から講話をしていただきました。

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講話1「地域と創る冬みち事業」の今後の展開~持続可能な雪対策を目指して~(講師:城戸土木部長)
主な内容は次のとおりです。

①「地域と創る冬みち事業」
・平成16年度、累計降雪量626cmを記録。平成24年度も雪の多い年であったので、8年周期で大雪に見舞われるのではないかと推測。
・平成17年度、「モデル地区(中央区宮の森)による試行的取組」を実施。
・「地域と創る冬みち事業」
 ◇懇談会を通して現状を理解し、地域課題を整理
 ◇地域住民・除雪事業者・行政の3者が連携・協力する体制組織
 ◇実現可能なアイデアを実行に移していく
・札幌市冬のみちづくりプラン
 ◇平成21年11月に策定、期間は平成21年から平成30年までの10年間
 ◇札幌市が抱える課題(路上駐車、雪だしによる作業効率の低下、雪堆積の確保、除雪事業の担い手の減少等)
 ◇平成22年12月にアクションプログラムを策定。
⇒「地域と創る冬みち事業」の推進を位置付けました。

②中央区での取組
・懇談会の開催状況
 ◇中央区では、平成17年から平成24年度まで129の町内会で懇談会を開催。
 ◇平成17年度と18年度⇒宮の森、円山西町
 ◇平成24年度⇒盤渓
・「冬みち通信」の発行
 ◇平成24年度は、全区民用に約8,000部を発行し、全町内会で回覧。
 ◇冬みち懇談会の開催結果をまとめ、約1,100部各町内会に配布。
・地域と連携した啓発活動
 ◇「やめよう路上駐車・雪だし」のぼり、「路上駐車禁止」シールの作成、希望する町内会への配布
 ◇平成24年度の砂箱設置数は779か所、歩行者用は613か所

③これまでの成果事例
・合同パトロールの実施
 ◇町内会、除雪事業者、札幌市の3者が各地域の道路状況を点検
 ◇平成24年度は32町内会が参加
・公園の雪置場利用
 ◇地域内の街区公園、近隣公園、都市緑地に雪を搬入することにより、地域における冬季間の生活環境向上を目指します。
 ◇町内会と札幌市の間で冬季間の公園使用に関する覚書を締結し、ルールを守ります。
 ◇平成24年度は37か所で実施。
・苦情要望マップの分析と活用
 ◇ザクザク路面(中央区の平成23年度件数第1位)を対象
 ◇市民懇談会、合同パトロールを通じ、発生原因の分析
 ◇地域特性を考慮した除雪方法の導入、雪だし自粛などの地域協力
 ◇平成24年度は2地域を選定し、改善

④今後の展開
・事業の充実化
 ◇大学、高校等を軽用紙、出前講座やボランティア活動
 ◇苦情マップカルテを活用した地域懇談会の開催等
・地域活動の活性化に向けた新たな取組
<学校拠点編>
・スクールゾーン実行委員会、PTA等の参加型地域懇談会の開催
・小学生の冬みちミニワークショップの開催
・施設活用した雪対策と地域活動への支援
・児童生徒が行うボランティアへの支援
・出前授業の充実と教育委員会との連携
・小学生講師による情報発信「おうち講座」(宮の森小で開始)

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講話2「古くて新しい感染症」~結核~(講師:横澤医事担当部長)
主な内容は次のとおりです。

●日本人の死亡原因は戦前と戦後で変化してきました。戦前は肺結核を含む感染症が多く、がんは少なかったのですが、戦後になって感染症は段々減少し、脳卒中や心疾患、がんが増えてきました。
●感染症とは、「感染源」から「病原体」が「感染経路」を経て「患者(保菌者)」に至るものです。感染症を防ぐためには、予防接種、運動と睡眠によって、体の抵抗力を高めることが必要です。
●感染経路と病原体の関係は次のようなものです。
・経口感染:A型肝炎、E型肝炎、ノロウイルス
・飛沫感染:インフルエンザ
・空気感染:結核、麻しん
・接触感染:MRSA、疥癬、白癬
・血液感染:エイズ、B型肝炎、C型肝炎
●世界の結核については、2012年WHO報告によれば次のとおりです。
・新発生患者 870万人
・結核死 140万人
・アジアとアフリカが多い
・HIV合併結核の発生
・耐性菌の問題
・結核の死亡率は1990年から2011年の間に41%減少。
●札幌市の結核患者発生数
平成23年195人でした。70歳以上が3分の2を占めています。札幌市は政令指定都市の中でも少なく、下から2番目です。
●結核菌の特徴
・増殖が遅い。
・酸素を好みます。空気の豊富な肺の先まで到達。
・体内では生菌、半休止菌、休止菌。
●感染と発病
何かきっかけがあれば活動する可能性があります。それは免疫の低下、糖尿病、リウマチ、老化がきっかけになることがあります。感染して発症するのは10人に1人程度。5%は2年以内に発症。その他は数十年もたってから発症する場合があります。
●発病しても早期発見が大切です。
・喀痰中に結核菌がない⇒外来で治療が可能。周囲への影響も少ない。
・喀痰中に結核菌がある⇒隔離入院(2か月)による入院が、喀痰中に結核菌がなくなるまで必要です。4剤服用します。周囲への影響が大きいので、周囲の方々も検査する必要があります。
●結核患者発生後の流れ
・患者を結核と診断(医療機関)
・患者発生届を保健所に届け出ます。
・保健所は患者の行動を調査
・保健所患者の状況と接触状況を検討
・必要な接触者に検査項目、検査時期等について決定し、接触者健康診断を勧告。保健所が指定する時期に検査が必要。
●まとめ
・65歳以上は、1年に1回胸部エックス線撮影
・札幌市では、住民集団健康検査で無料で胸部エックス線撮影を実施(40歳以上は肺がん検診、65歳以上は結核検査として)
・2週間以上続く発熱、咳、痰、全身倦怠感は病院受診
・食事、運動で免疫力を維持

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◆続いて、質疑応答が行われました。初めに事前にいただいた質問と回答がありました。
主な内容は次のとおりです。

●【質問】(宮の森明和会)宮の森4条13丁目の街区6番と7番の地域において、住民の安全と生活を確保するため、ロードヒーティングの設置を検討してください。
●【回答】(土木部)ロードヒーティングについては多額の光熱費を要し、改修にも多額の費用を要することから、計画的にロードヒーティングの廃止を行う一方、除排雪の強化と砂まきによる路面管理に随時変更しているのが実情です。高齢化が進む中で、ご提案いただいた状況は重々承知しておりますが、今後、地域の方々と知恵を絞りながら、どのような対応が可能か相談させていただきたいと思います。

●【質問】(宮の森中央町内会)十二軒通りの除排雪について
●【回答】(土木部)十二軒通りは道路の幅、歩道の幅も狭く、電柱や照明灯も設置されており、通過交通も多いのが現状です。冬期間に地域の方々に除雪をしていただいていることに感謝申し上げます。三角山小学校の通学路になっており、毎年、3学期が始まる前に通学路の排雪を実施していますが、昨冬は大雪により2、3日遅くなりました。交差点排雪による安全確保を図る際に排雪範囲を拡大することができないか、パートナーシップ排雪制度を利用できないかなど、今後、地域の方々と相談しながら少しでも改善していきたいと考えております。

●【質問】(荒井山町内会)荒井山緑地管理棟についての今後の展望と方針について、ご説明をお願いします。
●【回答】(土木部)荒井山緑地管理棟は、平成11年度に大倉山線道路拡幅事業により、建設局が補償としてスキー利用者と日赤パトロール員のために建築したもので、現在も1階は日赤パトロール員が冬期間4名常駐し、利用者の安全確保の維持に努めています。平成16年3月に荒井山町内会から、この管理棟を町内会の会合等で利用したという要望により、特例として許可した経緯があり、現在、2階を町内会の方々が使用されています。管理棟は、今後も2階は町内会の会合等で利用することは可能であり、管理棟の大規模な修繕計画については、今後必要に応じて検討することとし、修繕などの要望があれば、中央区土木部維持管理課までご相談ください。

●【質問】(連合町内会女性部)「さっぽろ学校給食フードリサイクル」事業について、①残飯を少なくする考えはありませんか、②味付きの食料は肥料になるのですか。
●【回答】(市民部)札幌市では、学校給食の調理くず、食べ残しなどの生ごみをたい肥化し、そのたい肥を利用した作物を給食の食材にする「さっぽろ学校給食フードリサイクル」を平成18年4月から実施しています。また、各学校でリサイクルたい肥を活用し、栽培活動にも取り組んでいます。
①について、子どもたちには、給食を残さずしっかり食べてほしいので、各学校はもとより、栄養教諭・栄養職員で組織する行政区ごとの活動でも、「残量を減らす工夫」をテーマとし、献立内容や食指導の工夫に取り組んでいます。子どもたちには、フードリサイクルを通して食べ物の大切さを伝えるとともに、自分の体に必要なものはしっかりと食べて、調理の際に出る野菜くず、残したものはリサイクルし、食べ物を無駄にしないということを指導しています。札幌市の学校給食の残食率(残った給食の割合)は年々減少傾向にあり、平成18年度のフードリサイクル開始時には、小学校12.7%、中学校15.3%でしたが、平成24年度には、フードリサイクルに加え、各学校において食指導を行ってきた結果、小学校9.1%、中学校8.1%となっています。
②味付きの食材でも、微生物により分解され、肥料になります。

●【質問】(円山西町町内会)①雪対策について、障害があり、解決は簡単なことではありませんが、根本的な解決方法、長期的な雪対策構想が重要であると思われますが、いかがでしょうか。②道路パトロールカーの役割と活動内容の状況と実態について説明してください。
●【回答】(土木部)①札幌市は、平成21年に策定した「札幌市冬のみちづくりプラン」に基づき、持続可能な雪対策を目指して、市民・企業との協働の推進、多様なソフト施策の導入、政策の選択と集中によるメリハリをつけた事業の展開を進めています。しかし、市民の皆様からの雪対策に対するご要望は高く、平成24年度の市政要望順位においても、3年連続で第1位になっています。このため、更なるサービス向上を図る「新プラン」の検討を始めており、その中で、今後の経済情勢や社会情勢を反映した施策展開が提案されるものと思われます。
②黄色い「道路パトロールカー」については、土木センターのものと委託業者所有のものがあります。土木センターのパトロールカーについては、業務の効率化により、平成24年度からもっぱら道路の占用に対する現場の確認に使っており、歩行者や通行車両等の安全確保のため対応しています。委託業者へは、従前土木センターが担ってきた日常の道路状況の確認を委託しており、道路の幅員に応じた頻度で現状を確認し、その都度、土木センターに報告を行い、必要に応じて補修などを行っています。特に、冬期間においては、除雪排雪が主になることから、毎日の雪による道路状況の変化や深夜からの除雪排雪作業に向けて道路パトロールを委託業者が行うこととなっています。限られた予算と人員、時間の中で、役割分担を効率的に行い、日々、土木センターと委託業者の間で連携を図りながら、パトロールを行い、安全安心の道路空間の確保に向けて努めてまいりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。また、なかなか目の行き届かないこともございますので、町内会の皆様方からの貴重な情報により対応することも多々ございますので、今後ともご協力いただきますようお願い申し上げます。

◆次に、講話に関して質疑応答が行われました。
●【質問】(連合町内会健康づくり部長)結核に関して、免疫力低下のお話がありましたが、虫刺されや傷が治りにくくなっています。それも免疫力の低下に関係しているのでしょうか。
●【回答】(医事担当部長)免疫力を維持するには運動と睡眠が大切です。運動と睡眠が十分であれば大丈夫です。

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◆この懇談会ののち、感謝状の贈呈式が行われました。今年5月の連町総会まで長きにわたり、連町の会長や顧問などの要職を務めていただいた、宮の森中央町内会の府録弘幸前会長、防犯防火部長や副会長などの要職を務めていただいた、宮の森北二町内会の東健治前会長、お二人には、札幌市上田文雄市長の感謝状が岸区長から、宮の森大倉山連合町内会の感謝状と記念品が宮の森大倉山連合町内会の吉田重弘会長から、それぞれ贈呈されました。お二人から一言ずつご挨拶があり、府録前会長は「過分なる表彰に恐縮しております。これまでの皆様方のご協力に感謝申し上げます」、東前会長は「これまでの皆様方のご協力に、ただ感謝、感謝、感謝」とそれぞれ述べられました。

◆引き続き、会費制による懇親会が行われ、宮の森大倉山連合町内会と中央区役所、そして連合町内会内部の交流を深めました。
2013-08-05 : 連合町内会 :
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